ゴルフコース紹介
Introduction of Golf Courses
芥屋ゴルフ倶楽部Keya Golf Club
- 福岡県糸島市志摩芥屋1-1
1-1 Shima-Keya, Itoshima-shi, Fukuoka - Phone:092-327-0261
- コース:18H/7,103Y/P72
- コースレート 74.1
- 開場日:1964年11月15日
- 設計:赤星四郎
芥屋GCの事業主は、九州の唐津と田川に炭坑を持っていた高倉鉱業グループだった。
1961年1月頃から建設地を探し始めた最初の設計者照山岩男が往きついたのは、玄界国定公園の海岸線に接する防風、防砂のための国有林だった。玄界灘に向かいコース予定地左手には、柱状の玄武岩が荒波に浸食され神秘的な洞窟が連なる天然記念物の大門(おおと)があり、右手には標高639メートルながら優美な姿を見せる糸島富士がそびえ、山と海が眺望できる地だった。
1963年2月に海岸に接する国有林の貸付許可が出たが、認可には1年間はパブリック的運営での使用という条件が付けられていた。
照山によるルートプランはすでに完成していたが「有名設計家に依頼しよう」と計画変更され、霞ヶ関CC東や箱根CC、富士CCなど多くのコースを手掛けていた赤星四郎が設計を担当することになった。
1963年5月着工、1964年11月、高麗グリーンのコースが完成。大門コースと称されるアウトは、フェアウェイ幅が十分あることから果敢に攻めることができ、芥屋の大門を眺望し玄界灘の風を感じながらのプレーとなる。ややナローなフェアウェイを持つインの小富士コースでは、糸島富士を見ながら方向性を重視したプレーとなる。アウト、インとも緩やかな起伏を持つことからホールごとに異なった表情を見せ球趣はつきない。圧巻といえるのは、クラブハウス2階のレストランから玄界灘をパノラマで見ることができることだ。
完成時の名称は九州志摩CC芥屋コースだったが、1993年に芥屋GCと改称された。