JSGCA概要

About JSGCA

  1. 設立主旨
  2. 理事長挨拶
  3. 協会概要

理事長挨拶

川田 太三
理事長 川田 太三

 私達は旧年で丁度、設立30年を迎えることが出来ました。ゴルフ団体の中では、比較的遅い方だと言えるかもしれません。ただ、設立した1993年は、日本中が大きな影響を受けたバブル景気が峠を越えた直後で、問題だったのは、日本中が、それも、特にゴルフ業界がバブル崩壊に気がつかずに居た事です。事実、1993年は、ゴルフ場の新規オープンがピークで、おそらく、年間100箇所以上のゴルフコースが同時にオープンし続けていた時期で、しかも、県より認可を受けた開発物件を、出来るだけ早く工事開始に結びつけようと、躍起になっていた時期と重なります。気がついた時には、業界全体がどん底状態で、ゴルフコースは出来上がっても、入会はゼロ、資金回収が出来ず、2000年には新規オープンが、ほぼゼロとなって、そんな状態が、実は、現在まで続いているのが実情です。言い換えれば、協会が設立されてから、始めの5年間を除くと、新しいゴルフコースが出来ていないだけでなく、設計者は要らない、即ち、自分で言うのも変ですが、この度の30周年は、ゴルフコースの設計者にとっては、『暗黒の25年』であったといっても言い過ぎではないと思っています。
 今回、お陰様で、無事に記念祝典を、昨年12月7日に御披露する事が出来ました事は、大変嬉しく思っていますし、また、次の30年に向かって、色々な経験を積んで、我々は何をすべきかというヒントが見えてきたような気がします。
 新しいゴルフコースが出来上がるには、世の中の経済状態や動向に大きく左右されますから、個人の力で何か出来るわけではありません。我々の出来る事は、ゴルフコースを、もっともっと、ゴルファーに知ってもらう事です。スポーツの中で、競技をする会場が、他のスポーツのように規制されずに、自由な発想で出来上がっているものは他に見当たりません。屋外で、雨も風も、それにプレーをする距離も、プレー面もデコボコあり、平面あり、砂場も、池も、川も、全てに競技上のルールが設定されています。プレーするゴルファーにとって、ゴルフコースは、どんな対照なのか、何が隠されているのか、設計者は何の意図を持って、ゴルフコースを造っているのか。色々な知識を知れば知るほど、ゴルフコースの面白さに引き込まれていくものです。出来上がったコースの特徴は、設計者個人個人で違いますし、バランス感、美的感覚も考え方や、癖が出てきてしまうものです。
 協会の活動として、毎年、10回から12回の研修会を実施してきました。ゴルフコースに興味のある協力会員、賛助会員の中に設計者が入り、有名コースや特徴のある個性的なゴルフコースのラウンドを通して皆で感じた事を話し合う機会を設けました。当初は、通常の楽しいゴルフとそれ程変わりのなかった研修会が、今では、かなり厳しい意見が取り交わされるラウンド後の集会になってきました。皆、ゴルフコース研究者としては、相当なレベルの意見が出る程になった事は、大変心強く、ゆっくりではありますが、ゴルフコース設計学が段々、広まっている事を感じざるを得ません。とても嬉しいことです。
 昨年は30周年事業として、フランスのコースを勉強しに行きました。サンクルー、フォンテンブロー、サンジェルマン、シャンティ等、皆1920年代のコースで、日本で言えば、戦前のコースばかりで、そこにはゴルフコースの原点があり、大変勉強になったと皆、喜んでくれました。これ迄に、セントアンドリュースでの世界設計者協会のサミット、オーストラリアのロイヤルメルボルン、ヴィクトリア、キングストンヒース等、暴動直前の香港ゴルフクラブ等、タイムリーな計画を実現する事が出来ました。少しでも、ゴールに近づきたいと思っています。

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