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GCA JOURNAL No.5
よい話  
 

ゴルフ場に野鳥を呼び戻す。

こんなユニークで、夢に溢れたこころみに取り組んでいる人物がいる。

ゴルフ場に野鳥の巣箱を掛けて4年目になる。毎年子育てが終わった秋、10〜11月にかけて樹木から取り外して利用状況を調べている。

ちなみに昨年は3,137個を設置、そのすべてを調査した。コース数は17に及ぶ。全部のコースを回ると総距離は6,300km、面積1,529万9,578uにもなる。

巣箱は穴の直径によって15cm、5cm、3cmの3種類がある。それぞれフクロウ用、ムクドリ用、シジュウカラ用と分けられる。調査の結果、全体の8割強になんらかの形で利用した形跡が、5割強からは巣立っていった跡が認められている。

フェアウェイを歩きながら、鳥たちの愛らしい姿にほっとした気分になる。それだけでプレーがより楽しくなりそうだが、鳥の効用はこうした趣味の範囲にとどまらない。

たとえばいちばんポピュラーな野鳥であるシジュウカラを例に取ると、1年に長さ3cmの毛虫に換算して、12万5,000匹を食べる。毛虫を人間が殺虫剤で駆除したとすると、薬剤代、人件費、運賃など、しめて1匹あたり40円の費用がかかる。計算すると1羽で年間500万円も経費を削減してくれる勘定になる。野鳥がふえるということは、それだけ自然が保護・育成されているという証であろう。

いうまでもなく、農薬使用量をどう抑えるかは、ゴルフ場にとって大きな課題である。これまでもさまざまな努力が重ねられ、その量は15年前の半分にまで減ってきている。社会的な風当たりの強さに対し、ゴルフ場に散布されている量は全生産量の2%に過ぎない。95%はほとんどが農林業で消費されているという数字があるにしても、減農薬はなお重要なテーマである。

いまのところ、厳密な効果のほどを数字で示すのは難しい。とにかく前例がない。生物をきっちり追いかけるには10年からの期間を要する。まだその過程であり、感じでしかないが、マキワラに集まる毛虫の数は以前の半分以下に減ったという。夏のマツゲムシの被害が気にならなくなったという。

広大なアメリカでさえ、住宅の周辺に緑が欲しいのである。因みに、コースの見える住宅地は、通常の5倍から10倍も、高値になっている。バームスプリングスは、砂漠なので痛風や老人の保養地になっている。戦前は、3コースしかなかったこの町に、現在は、80のリゾートコースがある。健全にゴルフを楽しむ人間の数が増加し続けているのである。日本の一部マスコミの教育が悪かったために、この現実が全く見えないのは気の毒というしかない。

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