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近代ゴルフコースへの改造
(横浜カントリークラブ東コース)
日本ゴルフコース設計者協会
副理事長 佐藤 謙太郎
 

横浜カントリークラブ コースの歴史と変遷

昭和33年11月、(株)横浜国際ゴルフ倶楽部が設立され、相山武夫氏が社長に就任、用地買収を開始した。同34年6月、相山氏の設計監修により9ホール(現在の東コース)の造成に着手。
35年8月、その9ホールが完成したことをもって横浜カントリークラブを設立、相山武夫氏が理事長に就任した。
36年7月には東コースの18ホール(6,415ヤード、パー72)がオープン、引き続き造成に着手した西コースは38年4月に、まず9ホールが完成した。その後も残る9ホールの造成を続ける一方、東西両コースの改修・改造を継続的に行った結果、昭和39年7月に東コース6,272ヤード、パー70、西コース6,400ヤード、パー72の36ホール(ツーグリーン)となって仮オープンした。
当時、クラブハウスは東コース側に位置し、西コースはスタートハウスのみであったため、36ホール同時スタート構想によりハウスの位置を東西両コースの中央にレイアウト。そこで、すべてのルートプランの見直し設計を行い、43年に西コースの改造工事に着手。また46年1月には竹村秀夫氏の設計で、東インコースの全面改造工事に入り同年6月完成する。
このように横浜カントリークラブの歴史は、開場以来コースの改造、改良の年月であったと会報誌にも記されている。
改造・改良を重ねてきた結果、昭和47年5月の第1回ペプシトーナメント(西コース、優勝ピーター・トムソン)、50年9月の日米対抗レディースゴルフマッチ(西コース)、53年11月の日本オープンゴルフ選手権(西コース、優勝セベ・バレステロス)など、幾多のトーナメントを開催するまでになった。

ベントのワングリーン化

平成11年10月、横浜カントリークラブ東西コースのワングリーン化計画に伴い、相山武夫理事長の要請を受けて両コースのワングリーン設計を開始、12年1月に東インコースの改造に着手し、同年9月に完成した(全面クローズ9カ月間)。
設計コンセプトは近代ゴルフ化であり、改造によって距離は少しずつ伸びていたが、全体的にはまだ短かったため(アウト3,110ヤード、パー35、イン3,365ヤード、パー36)、特にグリーンに難度を求めた。形状は単純に受けただけの形ではなく、バリエーションのあるグリーンとし、ガードバンカーの配置は視覚的にプレッシャーのかかるようレダンタイプにセットした。花道の入り口を狭くし、アプローチショットはバンカーハザードを避けて対角線に攻略することを意味付け、ハザードの深さはショットスキルを求めるよう少し深めに設計する。
インコースが完成したことから、13年1月にアウトコースの改造に着手。コース設計家でもありオーナーでもあった相山理事長は、インコースを視察して「やはりゴルフコースはシングルグリーンであるべきだ」と非常に喜んでいただいた。
しかし、最終的に完成した全コースを見ることなく同年3月、相山理事長は逝去された。そのことは彼自身にとって一番の無念だったことは間違いなく、ゴルフをこよなく愛した故人が改めて偲ばれる。
平成13年10月には東コースの改造計画が終了し、ベントワングリーン(品種ドミネント)のゴルフ場が誕生した。

高低差解消コースへの変貌

平成21年1月、更に相山武靖3代目理事長の下、メンバーの高齢化に伴い東コースの中でも、アップダウンがきついホールの解消工事に着手する。
今回のコンセプトは、高齢のメンバー(平均年齢68歳)が歩いてプレーしても、あまり疲れることなくスムーズにラウンドができ、また競技志向のアスリート達にも通じ得るコース造りをテーマとした。基本的にランディングエリアのバンカーハザードは、ハードヒッターを牽制するため270ヤードから300ヤードに配置、非力なプレーヤーには易しく、アスリートには正確なショットを求めるようにした。
改修コースの全体的なルーティングの見直しを行い、アウト3,121ヤード、イン3,322ヤード、計6,443ヤード、パー72のコースに生まれ変わった。今回の改造ではティーグラウンド、フェアウェイライン、バンカーの見直しなど、アウトコースは練習場を含めた全ホール、インコースは10、11番、及び13〜16番のホールで大きな改造を行う。
今回の改造が可能になった理由の一つに、外部から良質な土砂を大量に搬入できたことが挙げられる。潤沢な埋め土を使えたことが、フラット化を可能にした。
以下に大きく変わった代表的ホールをいくつか紹介する。 図-1は3番ホールで、改修前は図の位置のティーを使用した打ち上げ打ち下ろしのパー4であった。
セカンドショットでは距離の出るプレーヤーしかグリーンが見えなかったため、今回の工事でランディングエリアを4mほど下げてホール全体が見渡せるようにした。また、周辺ホールの見直しによりパー5への変更が可能となり、パー72とすることが出来た。
図-2は5番ホールで、ランディングエリア付近を10m、ティー及びグリーンを5〜6m盛土した。
改修前はやや狭く左右にOBを抱え、セカンドショットは打ち上げでグリーン面が見えにくいホールであったが、幅が広がりフラットになった分バンカーハザードの配置で難易度を保ち距離は短めだが戦略的なホールとなった。
図-3は11番ホール。打ち下ろし打ち上げがきつくIPが見えにくい、ロングヒッターに有利なショートパー5のホールであった。そこでランディングエリア付近を約6m盛土する一方、ティーを後方へシフトして全体的な距離の延長を図った。さらにIP及びグリーン付近に戦略的なハザードを配置することによって、スクラッチプレーヤーが比較的容易にバーディーやイーグルが取れていた点を改善し、各々のプレーヤーが自分の技量に沿ったショットが出来るようにした。
図-4の13番ホールも11番同様、15m打ち下ろし、10m打上げのアップダウンがきつい左ドッグレッグのパー4ホールであった。今回の改修工事によりIP付近を8m盛土し、ティーを2.5m下げ各ハザードが十分見えるようフラット化を図った。
各々のプレーヤーが自分の距離に合うベストルートを探れるようにバンカーハザードを配置し、ドライバーショット及び第2打ショットのスキルを求めたホールとした。
近代ゴルフとはフィールドはすべてのプレーヤーに公平であり、審美性の中に挑戦意欲と感動を覚える戦略的コースのことである。

 

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