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月刊ゴルフマネジメント Architect's Corner  2012 Apr. 協力:一季出版(株)
ゴルフコース設計者協会の新たな役割
日本ゴルフコース設計者協会
理事長 川田 太三
 

設立20周年を迎える前に

日本ゴルフコース設計者協会が設立されたのは1993年、早いもので、来年には設立20周年を迎える。当時、どこから始まったのかはっきりしないが、少なくとも20年近くに及ぶバブル景気に乗ってゴルフ場の建設が相次ぎ、この狭い日本で2,000コースの大台を軽々と超えていた時期のことである。
今から思えば、実際は景気は下り坂に入っていたのだが、当時、特にゴルフ場建設業界は完成数がピークに達している頃で、それほどシビアーには感じていない。ちょうど、外国人設計者の流入も増えていた時期で、同時に、乱立する新設コースの質も問われ始めたという背景もある。
井上誠一、上田治の時代を第一期とすれば、第二期ゴルフ場ブームの流れの上で、設計数では群を抜いていた加藤俊輔氏が音頭をとって、6月3日に設立総会が行われ、加藤氏が初代理事長に選ばれた。それまで、それぞれがバラバラの活動しか出来なかった設計者を一堂に集めてコミュニケーションをはかることで、我が国に於けるゴルフコース設計学の質の向上、そして、それを国内、海外に発信することが、協会の設立趣旨に掲げられた。主任設計者として3コース以上を手掛けていることを入会資格とし、発足時は25名の正会員でスタートしている。但し景気の下落傾向は明らかで、オープンしても会員が集めきれないコースが続々と出現する。
ゴルフコースの総数は、2000年前後を境にして、2,500コースで完全にストップの状態となり、ゴルフ場業界にとっては暗黒時代を迎えたと云っても過言ではない。会社更生法、民事再生法等で整理されたコースが米国資本のファンド会社によって統合され、ゴルフ場業界の地図は大きく変わった。会員にとっては、もちろん、預託金としてクラブに預けた金は戻ってこない。
日本ゴルフコース設計者協会にとって、新規ゴルフコースの造成が無ければ、ゴルフコース設計の需要もない。従って正会員も増えなければ、組織としての拡大も考えにくい。このような状況がしばらく続いている中で、今回、新理事長の大命を受けることになった。設立以来、18年間積み上げてきた組織をしっかりと束ね、協会の存在価値を維持して、これを外部に発信していくという作業は、正直云って、なかなかの難題であることは明白なのだが、このような時代だからこそ協会全体で英知を集め、切磋琢磨して、来年の創立20周年を、そして、ひいては、次の世代に、どの様に引き継いでいくのかを、自問自答しているのが本当のところである。

協会の意義伝える研修会

協会からの外部への発信として、創立時から続いているホームページの他、日本ゴルフコース設計者協会の機関誌「GCAジャーナル」を毎年欠かさず発行し、国内だけでなく。アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ等の設計者協会等、海外に発送しているが、現状に満足せず、内容の充実は永遠のテーマであろう。
一方、協力会員、賛助会員を広く募って、2日間、年4回のゴルフコース設計研修会を行っている。伝統のあるコース、名声の高いコース、著名設計家の作品、主要競技の開催コース、その他、普段ではなかなかプレーする機会がないゴルフコースを選んで、実際にプレーをしてその良さ、コース設計上の意味等、感想や意見の交換を行い、ゴルフコース設計学の知識を向上させることを意図として創立当時からずっと続けている。驚くことにこれまでに研修会として訪れたゴルフコースは100を超えた。
日本ゴルフコース設計者協会の存在、活動を知って理解をしてもらう為には、まず、研修会という機会を利用して、内部、外部とコミュニケーションをはかることが第一歩。その枠を広げて行ってゴルフ界全体に届くようになれば、ゴルフというゲームの中で、競技場としてのゴルフコースの持つ意味、重要性がもっと理解され、その中で、ゴルフコース設計という分野がより注目されるのではないかと思う。
ゴルフが日本に伝承して110年、アメリカに次ぐゴルフ大国に発展したのだが、日本のゴルフ産業を形成する各部門の内で、ゴルフコース設計に関しては、世界第2位に匹敵するだけの貢献があったかというと自信がない。内容はともかく、バブル経済に乗って数だけ増やせばというきらいはなかったか……。

設計者氏名公表の意義

全国ゴルフ場ガイドに、設計者のはっきりしないゴルフコースが多々紹介されている。例え設計者の記載があっても、その後何度も行われた改造工事の設計責任者の名前は皆無に等しい。欧米のコースでは主だった改造工事の責任者ははっきりと記載され、元の設計者と並んで紹介されている。トーナメント開催時も必ずリリースされ、改造工事の良し悪しに対する責任の所在をはっきりさせている。
おそらく日本では、そこまでの理解と注目度はまだ薄いのかもしれない。大変な仕事になるかもしれないが、できれば全国のゴルフコースの理解と協力をいただいて、コース設計及び改造工事の主だった変遷がホームページ、市販のゴルフ場ガイド等に網羅されるようになれば、そのコースのたどった歴史にも触れることになり、コース設計学がより注目されることになる。同時に、その良し悪しによっては、設計者にとっての評価につながる恐れもあるから、責任ある立場にいることが今まで以上に明確化されるだろう。
ゴルフコースの設計には相当深い知識が必要で、その知識を駆使して造成にあたる。与えられた地形に合わせ、ゴルフをプレーする上での戦略性を盛り込み、各ホールがそれぞれ違った性格を持ち、美的感覚、バランス感覚を散りばめ、陽の方向、風の強弱、長いホール、短いホールの適切な分布等々、細かい項目を上げていったら切りがない。改造も含め、出来上がったゴルフコースには、それこそ、設計者の個性が凝縮されているはずで、それを、プレーヤーに読み取って欲しいと設計者は思っている。
日本ゴルフコース設計者協会の役割は、そのようなゴルフコース設計の隠れた部分を、外部に発信することで、ゴルフというゲームが持つ面白さ、深さを、もっともっと、広めていくことにほかならない。このような壮大な役割だからこそ、地道に、一歩一歩積み重ねていかなければと思っている。

 

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