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月刊ゴルフマネジメント Architect's Corner  2010 Nov. 協力:一季出版(株)
高齢者スポーツの実態と社会貢献の取り組み
日本ゴルフコース設計者協会
理事 小林 佑吉
 

高齢者ゴルファーの現状

平日のゴルフコースは、高齢者ゴルファーの姿が多く見受けられる。団塊の世代以上の年齢層で、第2次ゴルフブームや第3次ゴルフブームの高度経済成長期にゴルフを始め楽しさを覚えた世代であり、いわゆるゴルフ狂が多い世代である。
ゴルフ人口でも、このシニアゴルファーが高い比率を占め、シニア抜きではコースの運営も考えられない時代である。しかし健康状態や経済的な都合で、プレー回数は年々少なくなってきているのが実情であり、将来を思うと寂寥感を禁じえない。 現在、私達の仲間が主体となり、ボランティア活動の一環として運営しているプライベートなゴルフ同好会は3クラブあり、その他にも加入している同好会が3クラブある。
いずれもメンバーは60歳以上の大変元気な一般大衆ゴルファーで、初心者から上級者まで入り交じった会である。ほとんどのコンペに参加し、現在数百名のシニアゴルファーと親しく交流している。
各コンペの参加数は登録者の65%位で、主に近隣のコース(1時間以内)で開催している。少しでもフィが高いコースや遠方のコースで企画すると、出席率は極端に悪くなり、苦情も多くなる。また戦略性の高いコースで行うとコースに対する批判が噴出し、次回からそのコースは敬遠され開催することが困難になる。
ゴルフは、経費が掛かり、時間が掛かり、車が無いとプレー出来ないスポーツである。

価値観とニーズ

一般大衆高齢者ゴルファーの判断基準と価値観やニーズは、地域やゴルファー層によって多少の差はあると思われるが、話を聞いてみると次のような結果となった。
(1)フィが廉価なコース(昼食付1万円以下で1ラウンドできるコース)
(2)利便性(道路が整備され1時間以内で行けるコース)
(3)易しいコース(距離は短く、広くて、トラップ等は少なく、グリーンが平らなコース)
(4)名門コースより大衆コース(肩肘張らなくてラウンドでき、マナーやエチケットにうるさくないコース)
(5)サービスの優れているコース(ドリンクや賞品、割引券等)
(6)話題性のある有名コース
順位を付けると、この6ポイントに集約される。経済性や体力から考えておおむね納得できる答えである。
だが一般大衆高齢者ゴルファーには、ゴルフの歴史や優れたコースの基準、ルーティング、ルールやマナーなどいくら話をしても馬耳東風で、あまり理解は得られない。また、聞いていても真剣味が無いのですぐ忘れ、自分のスコアに熱中し一喜一憂しているのが実情である。
根気よく説明し、説得し、解ってもらえるように努力する事が自分のできる一つの仕事と考えているが、成果はあまりあがっていない。
しかし(3)の項目は、我々の常識から大きく外れ違和感を覚える。我々の考え方や行っていることを(全てではないが)否定されているようで、一度冷静に判断し目線を変えて多方面から考え直してみる必要を感じている。

ゴルフの目的

では一般大衆高齢者ゴルファーは何故ゴルフをするのか。
(1)ゴルフが好き
(2)健康の維持増進のため
(3)仲間や友達とコミュニケーションを図るため
(4)暇つぶし、義理
中には不見識な答えもあったが、大体が常識の範囲内であった。
ゴルフは健康の維持増進に役立ち、健康寿命を延ばす大変良いスポーツであるし、さらに仲間や友達とのコミュニケーションを図り、友好を深め、輪を広げて絆をつくっていく最良のスポーツであるということの思いや考えは誰も同じである。
しかしゴルファーはゴルファーである。その必要性にあった条件設定を行い対応していくのもまた我々の責務ではないかと思う。
今後の活動として、各公共機関や各種団体と連携し、世の中の動きや社会情勢の変化に沿ったニーズに向き合い、機敏に行動をとるのも、我々設計者協会の一つの使命と思っている。

高齢者対策としての政府や自治体の基本理念

現在65歳以上の人口比率は約16%、「5」年後には「5」人に1人が65歳以上という状況が予測されている。このため、ライフスタイルに合わせた住民の主体的な健康づくりの対策が必要になる。
スポーツ・レクリエーション活動は、住民の健康の維持増進、介護予防といった効果は勿論、住民同士や家族での交流、地域の連帯感の高揚、青少年の健全育成などの効果も期待されることから、個人の主体性に任せるだけでなく、行政はじめ各種団体が積極的に推進することが求められている。
健全な心身を生涯に亘り維持増進していくために、誰もが簡単に取り組めるニュースポーツやウォーキングの普及を図るほか、住民それぞれの体力や年齢、目的に応じて、いつでも、何処でも、誰でも、気軽に参加できるスポーツの環境づくりや、またその関連施設や拠点作りも重要である。
同時に子供会活動及び体育協会の活性化、並びに地域スポーツクラブの組織育成を図る事も大事である。
政府や各地方公共団体は次のような健康目標を掲げている。
基本理念は、乳幼児から高齢者まで、誰もが自立した生きがいのある豊かな生活を送ることのできる「健康寿命」を延ばすことである。
現況と課題は
(1)「ものの豊かさから心の豊かさへ」という価値観の変化、高齢者の増加等、社会情勢の変化に伴い、生涯スポーツの実現が求められている。
(2)団塊の世代の大量退職等により、生涯スポーツに対するニーズも増大する事が予想される。
(3)高齢化、少子化の進行や環境構造の変化などにより、地域福祉や生涯にわたる健康づくりに対する意識が向上している。
(4)住民の健康に対する意識は益々高まっており、健康づくりに対する意識啓発を求める要望が多くなっている。
以上を、政府や各公共団体は健康目標として掲げている。

政府や自治体が積極的に奨励するニュースポーツは

アウトドアスポーツとして、グラウンドゴルフ、パークゴルフ、囲碁ボール、ツーゲットボール、ペタンク等がある。
インドアスポーツとして、クロリティー、ダーツ等がある。
特に人気の高いスポーツはグラウンドゴルフ、パークゴルフである、いつも大盛況であり、その競技人口はゴルフを凌駕するのではと思わせるものがある。
グラウンドゴルフ、パークゴルフ、ケイマンゴルフ、囲碁ボール、ツーゲットボールは、ゴルフを基本に考え出された個人競技のスポーツであり、ルールが簡単で誰でもすぐに覚えられ始められる。少し広場があれば簡単に競技ができ、男女を問わず幅広い年齢層が楽しめるスポーツである。

社会貢献への今後の取り組み

我々協会全体がボランティアとして、ゴルフを基礎にしたニュースポーツを考え普及させることを目的にして、全国には膨大な面積の工場跡地、埋立地、宅地や工場造成地、河川敷など、使用していない広場や場所が点在している。これらの土地を有効に活用して、2 ha〜5 haの面積で競技できるネオスポーツを創造し、社会に還元していってはどうだろうか。
我々が持っている知識や経験や技術、そして情報力や広報力を出し合い、『広い自然の中で、ルールが簡単で面白く、子供から高齢者まで誰もが楽しめて、少し贅沢を感じさせる個人競技のスポーツ』をコンセプトにして、競技方法を考え、ルールやエチケットを作成し、用具や道具を開発し、協会を組織し、その組織力を発揮して全国的に展開し、全国大会を開催できるまでのニュースポーツを育成し発展普及させる。
このような方法で社会に貢献していってはどうかと考えている。この中からゴルフ志向者も現れ、ゴルフ人口増加に繋がるのではないだろうか。
自主的に一般社会に溶け込んで、その要求に柔軟に対応し貢献する。今後我々がやらねばならない、アクティヴィティとして捉えていきたい。

 

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