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月刊ゴルフマネジメント Architect's Corner  2009 Jan. 協力:一季出版(株)
将来のためのコース改造
日本ゴルフコース設計者協会
理事長 佐藤 毅
 

米国でコース改造が急増

ここ数年、わが国のゴルフ場でコース改造が積極的に進められるようになったのは嬉しいニュースである。コース改造はわが国に止まらず、世界各地で広がりを見せているが、特にアメリカでのコース改造は増加する傾向にあるようだ。
過去アメリカでは、今日の金融危機を上回る未曾有の経済大恐慌に襲われた時代があり、当時ゴルフ場の生き残りを掛けたコース改造が、大々的に行われたとの記録が残されている。1910〜1930年代はアメリカのコース設計が一段と飛躍した時でもあり、英国のリンクススタイルが、アメリカ流とも言われる設計に変わりつつあったのがこの時代である。
この時代を境にアメリカ国内には多くのコースが建設され、その中には世界の名コースと賞賛されるものも多く誕生した。コース建設から1世紀を迎えようとするそうしたコースが今、何故、新たなコース改造の必要性を求められているのか。そしてコース改造の目的とは何か、また、コースをどのようにアレンジしようとしているのか、この疑問は我々設計者のみならず、コース改造を検討しているゴルフ場やゴルフ界全体にとっても興味深いものとなっている。
世界のゴルフ事情が大きく変化する中で、わが国のゴルフ界だけが置いてきぼりにされてはならない。世界のゴルフが今後どのように変化して行くのか、わが国のコースの現状を検証し、あるべきコースの姿を見出すことの努力も忘れてはならない。 今、正にゴルフ場は次世代に向けたコース改造に、大きな期待が寄せられているところであり、コース改造はゴルファーに対する恩典に止まらず、健全経営を目指すうえで試金石の要素さえあると言っていいだろう。
設計者協会として、また、設計者個人として、私達は世界のゴルフ文化の流れをいち早く洞察し、日本のゴルフ界に貢献する義務があるだろう。そのためにも、エキスパートとしての役割を十分果たすための努力を惜しんではならず、コース改造における良き理解者として、そしてパートナーとしてゴルフ界に貢献して行きたいと考えている。

あるべき姿を求める努力

設計者協会は、今日各地で行われているコース改造を特集し、「改造工事の勧め」と題して、わが国のコース改造、改良について、設計者による座談会開催を予定している。良いゴルフ場にするためのコース改造がメインテーマとなるが、設計者から見た改造のあり方、コースのあるべき姿を特集し、ゴルフマネジメント誌で紹介しようとするものである。
わが国はバブル崩壊によって長期低迷が続き、ゴルフ界にも大きな影を落とすことになったが、この間、世界ではゴルフ文化が目まぐるしい変化を見せた。多くのゴルフ場が誕生し、数々のコース改造が行われた。しかし、わが国ではコース整備の投資さえままならぬ状況に追いやられた経験から、諸外国に比べゴルフ文化の遅れを痛切に感ぜざるを得なかったのがこの時代である。
今、わが国のゴルフ界は将来展望を見据え、多くのゴルフ場がコース整備に乗り出したところでもあり、正に 将来を見越した投資に積極姿勢が見え始めた矢先でもある。
既に、アメリカでは環境に配慮したコース改造をはじめ、水使用を軽減するための芝種転換など、改造、改修が積極的に進められている。わが国でも環境に配慮したコース改造が今後の課題になりそうだが、同時に世界に肩を並べるようなコース改造も求められる。
ゴルフはスポーツとしてわが国でも多くの人たちに愛されているが、インターナショナルのルールを活用しながらも、わが国のゴルフコース、即ち、フィールドは諸外国と比べ、プレーに対するイージーさが指摘されていることも事実だ。それはトッププロとしての競技者だけでなく、世界のゴルフ場を知り尽くしたゴルファーにもその違いは感じられるはずである。ゴルフルールの原則を同じくするなら、フィールドもまたフェアなプレーをするための同じ資質が求められるのは当然である。それには世界のゴルフを熟知することが大事で、コースのあるべき姿を知り、コース改造によって目的を達成することに大きな意義があると思われる。
ゴルフコースは完成することによって、それを維持することの責任が生まれる。当然として「維持」することの中には、コース改造も含まれる。ゴルフコースを何時も魅力的な姿に保つには、改造、改修によってイメージチェンジを図る必要が生まれる。それは歴史あるゴルフ場おいても、開場まもないコースも同じことで、コースのあるべき姿を求める努力を忘れてはならない。コース改造とは時代の流れを読み、改良、改善して変身させるところに大きな役割があるはずだ。

改造工事の勧め

コース改造のコンセプトは原設計の尊重と継承にあり、新設コース建設とは違った側面を見せる。コース改造は時代変遷をテーマにすることだが、世界の最新ゴルフ実情と、わが国のコース改造について、設計者から多くの意見を聴きだすことに主眼をおき、座談会の開催を試みることにした。

座談会議題

「アメリカのコース改造の実態を視る」
*アメリカの名コースといわれるゴルフ場が、大掛かりなコース改造を進めているが、改造の必要性と目的はどこにあるのか。これに対し、わが国でのコース改造は比較的少ないように見えるが、新ゴルフ文化を構築するうえでの遅れにならないか。 *アメリカでは水不足、環境問題を考えてのコース改造に着目し、新たな芝種への変更、また、古いコースでは樹木の伐採による改善などが増える傾向にあり、わが国でも環境保護に力をいれたコース改造に焦点が向けられるべきだ。 *現在ワングリーン化へ向けた改造、新品種グラス転換のための改造・改修が主流になっているがコースメンテナンスを重視した改造、乗用カート使用のための改造、ホール距離、難度を高める改造などは、今後のコース改造の焦点になるはずだ。

「コース改造と基本設計について」
*わが国のゴルフコースは諸外国に比べ、プレーに対するイージーさが目立つことが多いとされる。トーナメントプロが世界で活躍する場を失っているのも、フィールド作りに問題があるとの指摘もある。戦略性、難易度を含めたハザードの適正など、改造設計での基本を認識する。」
*ホール戦略、攻略性はコース設計者の最大の腕の見せどころとなるが、これからのコース改造ではどのような設計が求められるか、どのようなコース造りに変化して行くのか。
*今求められているコース改造、改造についてのアドバイス。コースを良くするために設計者が強調したい部分。

「設計者が果たすべき役割と支援」
*設計者が見たわが国のゴルフコースの将来像、また、協会がゴルフ界に向けて発信すべきこと。
*コースを改造することへの抵抗、改造へのアレルギーを持つ会員も少なくないが、改造の結果がクラブ運営、評価を高めることにどのように役立つかなど、設計者から見た改造のポイントと、コース改善の要点など。

座談会内容についてはゴルフマネジメント誌に紹介し、連載を予定している。

 

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