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21世紀ゴルフへの提言
月刊ゴルフマネジメント Architect's Corner  2005 June. 協力:一季出版(株)
ゴルフの提言10場〜その3
日本ゴルフコース設計者協会
専務理事 海津 康志
 

ゴルフに快適な季節となりました。しかし今の日本のゴルフ界、約2400のコースを潤すほどにゴルフの景気は回復していません。しかも新設コースの建設がほとんど不可能な現状において、ゴルフコース設計家としての役目は何かと、いろいろ考えさせられます。「ゴルフコース設計家は、神が与えた偉大なる自然を指揮する指導者」とまで言われた時期もありましたが、今は何をなすべきか。

現在のゴルフ場の改修改造指示、2グリーンの1グリーン化、コース変更による改造、クラブやボールの進歩・飛距離アップに伴うティーとバンカーの見直し、セルフプレー化によるカート道路設置の監修。ゴルフ場がこれからどのように時代を乗り切っていけばいいかを提言し、ゴルフを真のスポーツとして認められるよう世の中に訴えていくことでしょう。

ゴルフ人口を減少させている原因の一つが、若い世代にゴルフの楽しさを伝えていないことです。野球やサッカーに押されてジュニアゴルファーは増えない。ゴルフ利用税を無料にするだけでなく、中学・高校のクラブ活動に取り入れ、若い世代にゴルフのおもしろさをもっとアピールし、ゴルフというスポーツに入りやすい環境を整えることも重要な仕事です。

また日本では一時期社用ゴルフが全盛となり、賭けゴルフの横行などスポーツとしての真の姿をゆがめる行為もありました。ゴルフに関連した不祥事が、新聞・雑誌などを賑わすことも少なくありません。その悲しい行為のため日本の国家公務員は費用負担に関係なく、利害関係者とのゴルフを禁止されてしまいました。公務員倫理規定では、ゴルフ以外のスポーツや観劇は認められています。ところがゴルフだけは市民と一緒にプレーしてはならないと、ゴルフを汚いスポーツとして取り扱っている。しかし本来ゴルフは紳士のスポーツ、人間の本質を高めるためにはとても良いスポーツです。ごく一部のゴルファーの行為がもとで役人のゴルフが禁止されてしまいましたが、ゴルフを愛するものとして1日もはやく禁を解き、良いスポーツとして取り上げられるよう訴えていくことも大切です。

今、一部若手の女子プロだけがマスコミの注目を集めています。ほかの男子プロ・女子プロも、もっと切磋琢磨しゴルフ界を賑やかにし、楽しいスポーツとしてPRに協力して頂きたい。一般ゴルファーも真剣に取り組んで欲しい。

最近は、ルール・マナーに欠けるゴルファーならぬコルファが多くなったと言う方もいます。バンカーの跡を均さない、自分で付けたグリーンのボールマークも直さない。また場外では練習場に行かず、河川敷や広場(禁止区域)で練習をする不届き者も多いといわれますが、これはゴルファーとしてあるまじき行為。ゴルフというスポーツを愛して頂きたい。

1.セルフプレー
ゴルフ低迷化時代に愛するスポーツとしてどうあるべきか、私なりに記したいと思います。
近年セルフプレーのゴルフ場が多くなってきました。ゴルフ場のコストを下げるためには仕方ないことかもしれませんが、いろいろなお客様がいるわけですから、幅広く対応することも必要です。キャディ付きプレー、乗用カートや手引きのセルフプレー、それぞれのニーズに対応できることがゴルフ場に求められています。

2.カート道路の設定
カート道路の設定は走行効率にとどまらず、コースの背景やプレー進行も考え、設計コンセプトに合った動線を検討すべきです。またカート業者に頼らず、ぜひコース設計家にも相談してほしい。

3.キャディ
最近5人乗りカートの急増で完全セルフのゴルフ場、あるいはキャディ付きかセルフを選べるコースが増えました。優雅にゴルフを楽しむためには、キャディもプロとして常に勉強に努めてほしい。
キャディフィ4000円〜5000円、ただカートに付き添って歩いているだけでは、客は”ノンキャディ”と一緒になってしまいます。お客様に1日どのように楽しんでいただくか、コースの状態を熟知してルールにも精通し、お客様とのコミュニケーションを保つ、努力のいる仕事です。

4.ゴルフ場の安全性
今の時代、乗用カートの事故防止など安全に対する配慮も大変重要です。また、クラブやボールの進化で飛距離は一段と伸びました。
このプレーヤーにとっては喜ばしいことも、一方で打球事故の危険を高めています。打球事故は一般に打者の自己責任と言われ、通常ゴルフ場が加入する保険はゴルフ場が過失を認めた事故のみ補償する。従ってゴルファーである以上、ゴルファー保険に加入し自ら事故に備えておくべきです。またゴルフ場も保険の内容を把握し、お客様の安心出来る保険を導入すべきです。特にキャディのいないコース、ビジターの多いコースはぜひ検討してほしい。ゴルフ場向けの保険は、日本ゴルフコース設計者協会もプロデュースしています。

5.料金
ゴルフのプレー代に、他のスポーツにないゴルフ場利用税なるものがあります。ゴルフ業界では廃止運動を続けていますが、まだ完全廃止には至っていない。身体をリフレッシュするには最高のスポーツであり、ゴルフ代が少しでも安くなればそれだけプレー回数も増加します。そのためにも利用税廃止には、一般ゴルファーを含め業界全体で取り組むべきでしょう。
ゴルフ利用税はプレーフィの5〜10%を占めているのです。

6.コースメンテナンス・管理
コースメンテナスはゴルフ場にとって最重要課題です。「少ない経費でより良いコース造り」は理想ですが、売り上げが減ったからといってすぐ管理費の削減に結びつけるべきではない。もちろん削減のための研究や努力は必要ですが、コース管理の手を抜けばお客様の印象は必ず悪化します。広告塔はお客様なのですから。

7.クラブハウスの維持管理
形あるものはいずれ壊れる。特に基礎や天井裏など目に見えない所から雨風、地震、湿気などが原因で老朽化が始まり、30〜40年で建て替えが必要になってくる。チェックリストを作成し、最低年2回はハウスチェックをしてますか? 日頃の忙しさに追われてハウスチェックをしていないゴルフ場が多いようです。雨漏りがしたりすると赤信号。早めに補修することで10年は長持ちします。
ゴルフ場の景観は、完成した時に70%は決まっています。山の形や周囲の風景、しかしそれも時間の流れで少しずつ変化します。樹木成長、バンカーの縁、目土によるコースのアンジュレーション。

8.景観
急な地形に造成したゴルフ場は自然地形を削っているため、造成森林が多く自然を回復するのに20年は必要です。だから芝だけに限らず、ぜひ樹木にも目を向けてほしい。コースに風格が出てきます。
メンバーコースは特徴と魅力のあるクラブを作って頂きたい。最近2つに分かれて来たようです。

9.メンバーコース
本来のメンバーシップとパブリック化したコース。本来メンバーシップは会員がクラブライフとゴルフを楽しむもの。ゆとりのあるクラブになるよう努力してほしい。

10.マナー
マナーに欠けるお客様が増えています。ゴルフのルールは自分で勉強し覚えるもの。野球やサッカーのようにプレーヤー以外の他人(審判)がアウトやセーフ、反則を判定するスポーツではありません。自分の判断でプレーする以上まずルールを勉強し、分からないときは良く知っている人に教えてもらってきちんと覚えるべきです。ゴルフは自然との闘い、自分との戦い、自分が自分にペナルティを課す唯一のスポーツなのです。

こうしてより多くの方に、ゴルフを楽しんで頂きたいと思います。

 

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