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月刊ゴルフマネジメント Architect's Corner  2003 Feb. 協力:一季出版(株)
日本のゴルフは再起する(2) 『その具体策』
大西久光
 

ゴルフ界再生の第一の対策は「プレー人口の増加策」だと前回も強調したが、その具体策について考えてみたい。

バブル以降600のゴルフ場が開場して、供給過剰となり、過当競争を起こしている。しかし、「ゴルフ界がこれだけの資産を持っている」という解釈はできないだろうか。例えば、東京湾を渡るアクアラインも大赤字だというが、有効利用すれば、大変な資産である。つまり満員になるくらい利用者がいたら、その資産価値は高い。しかし採算性を第一に考えるから料金が高く、便利なことが判っていても利用者が増えない。利用者が十分に増えるまで料金を下げる発想が必要である。ゴルフ場も利用者のニーズを十分にくみ上げ、それらの要望に応えることで、1コースあたり平均4万5000人にすれば、活性化は間違いない。それは現在のゴルフ人口が年間もう2回多くプレーすれば達成できることなのだ。

ここでは一般的な増員対策を述べるが、ゴルフ場はそれぞれ異なる機能を持つことが大切で、全てのコースに対する提案ではない。

1 安価なプレーフィー
社用ゴルフからプライベートゴルフへの転換に対応するには価格が重要である。ポケットマネーを使う時は、法人以上に価格にこだわる傾向があり、プライベートゴルファーが増加すれば価格にこだわるのはごく普通のことである。このところ価格対応は進み、1987年から1988年頃の平均単価まで下がった。そのためにプレー人口は下げ止まる傾向にある。ゴルフ場オーナーの中には「このまま値下げ競争をしていては泥沼だ」と言う人もいるが、需給バランスが取れれば、自然に収まるところへ収まる。今はデフレ現象の中で、しかもゴルフ場の供給過剰なのだから、コストダウンを計り、価格対応していくことがゴルフ界全体のためにも必要である。ちなみにゴルフ場の価値を示す日経会員権指数は1ゴルフ場あたりの入場者と連動していることを認識していただきたい。ゴルフ界が活性化するためには、折角造ったゴルフ場の価値を高めることであり、それは利用者を増やすことに他ならない。もし、全ゴルフ場が売上高より利用者数にこだわり、入場者対策を行えばたちまち1億人の大台を突破することは間違いない。

2 立地条件を改善できないか
ゴルファーは自宅から1時間範囲内でプレーしたいと願っている。沖縄や神奈川県の場合、1ゴルフ場あたりの入場者が多いのもゴルフ場周辺にゴルファーが多く住んでいるからだろう。ゴルフ場から1時間以内に住むゴルファーを調査して、自宅から近いゴルフ場でプレーできるようにしたいものだ。今後、ゴルフ場の周辺に住居を作ることも検討すべきだと思う。

3 18ホール・スループレー
アンケート調査によると、65%のゴルファーが18ホールのスループレーを望んでいる。欧米では当たり前のことだが、このシステムを採用すれば、半日でゴルフをすることができるから多忙な現代人には便利である。夏の午後にスタートして、夕方の涼しいプレーなど最高だと思う。

4 乗用カーの採用
75%のゴルファーが乗用カーを求めている。ゴルフは自然の中を歩くことも大切だが、セルフプレーが主流になると乗用カーは必要だろう。勿論、歩きたい人は歩けばよいが、起伏のある日本の一般的なコースでは、乗用カーはキャディさんの労働力軽減のためにも必要だろう。

5 安価なランチ
ゴルフ場のレストランは、あくまでゴルファーサービスのための付帯設備である。仕事の時と同じ程度のランチがあれば、それ以上は必要ないだろう。広野や小金井など、一流コースが今も安価なランチを提供していることは見習う必要がある。これからのパブリックなどでは厨房なしで、弁当などを販売するようなシステムがあっても良いのではないか。

6 4人1組の時代は終わった
60%が2人でのプレーを希望している。ゴルファーが急増すればともかく、現状ではこれらのニーズは吸収すべきである。

7 18ホールプレーに限定する
23%が9ホールのプレーを求めている。スループレーをベースにしたコースでは、朝の10番ティからと夕方の1番ティからの9ホールプレーに適している。老齢化の進む中、半額での9ホールプレーなどは必要である。

8 ファミリーゴルフ時代が来た
これからのファミリーゴルフやジュニアゴルフのことを考えれば、女性がもっと気楽に参加できるようなゴルフ場が必要である。そのためには男が気のつかない部分についての研究や夫婦割引等、ファミリーゴルフへの対応が必要だろう。

9 楽しいゴルフファッション
テニスが白一色からカラフルに変わったように、これからの若い世代のゴルファーを考えると、少し柔軟な考え方が必要だ。「襟が無くては」と言うのも昔のTシャツもない時代のことだから、他の人に不快感を感じさせない範囲で、楽しい個性的なファッションがあってよいのではないか。若い世代に「オジンくさいゴルフ」言われているようではだめだ。

10 ゴルフ場利用税の廃止
ポケットマネーでのゴルフが主流になると、約千円の利用税はゴルファーに大きな負担になる。ゴルフ場の固定資産税や消費税を合わせると、1人1回のゴルフで約3千円の税金を払っており、スポーツとはいえない高過ぎる税金である。この問題はゴルファー自身がもっと関心を持たなくてはならない。

11 ハンディキャップを持ってプレーしよう
日本では約20%のゴルファーしかハンディを持ってプレーしていない。そのためダブルペリアなどストロークプレーばかりになってしまう。JGAは80%のゴルファーがハンディを持てるよう普及に取り組むべきであろう。

12 ツーグリーンの改造
欧米にはない2グリーンは、できるだけ早い機会に1グリーンへの改造が必要であろう。管理費用を安くするためにもニューベントや新しい管理方法を取り入れ、1グリーンへの改造は急ぎたい。改造コースが成功していることを見習うべきだ。

13 コースメンテナンス
75%のプレーヤーが良いコース・コンディションを求めている。米国式の科学的メンテナンス・ソフトを取り入れ、より安く、より良いコンディションを心がけるべきであろう。

14 インターネット予約
ゴルファーがほしい情報をタイムリーにインターネットで公開して、予約しやすいように対処すべきであろう。

15 プレー人口の増加は可能だ
経済不況やゴルフ人口の減少からゴルフの将来を悲観する人も多いが、環境が整えば、プレー回数は増加する。そのためにはゴルファーのマーケティングが必要である。ここではゴルフサミット会議のアンケート調査を使わせていただいたが、要望が満たされれば、プレー回数を増やしたいと主張しているゴルファーが多いことに注目すべきである。
 

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